魔王城殺人事件
2004 / 12 / 22 ( Wed )
5年1組の探偵団が、あやしいお屋敷を探検すると、突然現れた女性が消えてしまったり、乳母車に乗せられていた死体が消えるという事件が発生する。 素直に面白かった。ちょっとオカルトっぽい雰囲気が更によい。5人組の会話も面白く、途中で出てくるアリのクイズも楽しめた。 トリックは、ジュブナイルだから納得できるが、ちょっと期待ハズレだったかも。あとがきでも、謎解きが味わえるおいしい一冊だ。 |
探偵伯爵と僕
2004 / 12 / 22 ( Wed )
夏休み直前、新太は黒いスーツ姿の探偵伯爵と友達になる。 この伯爵が奇妙な人で、現実にいたら通報されそうだが、伯爵と僕とのやりとり(推理クイズ)が面白く、こんな出会いあったらいいなと思わせる。そんな中、友達のハリィが行方不明になる。 前半は、ワクワクして読んだが、事件そのものは、暗く重く、悲しい。あとがきがないのが、淋しかった。 |
鬼神伝 神の巻
2004 / 12 / 22 ( Wed )
「鬼の巻」を読んでいるので、スムーズにお話に入れる。 現代に戻った主人公純が、再び平安時代に呼び戻され、貴族との戦いに加わる。 全編に緊張感があふれる戦いで、「鬼の巻」よりパワーアップしている。RPGゲームをしているような感覚にとらわれる。そして、戦いと悲しみの中で純は、成長していく。最後があっけない気もしたが、あとがきも相変わらず面白い。 |
いつか、ふたりは二匹
2004 / 12 / 22 ( Wed )
著者の本は、数えるほどしか読んでない。だから…今まで読んだ中で、これが、一番よかった! 主人公の男の子は、猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持っている。彼が乗り移る猫の名はジェニイ。セントバーナード犬のピーターとともに、女子児童の襲撃事件を調べることに。 物語は単純で、襲撃事件は多少残酷だけど、最後は痛みと驚きとともに、あたたかい気持ちが残る本。 特に、猫好きなら、泣いちゃうと思う。あとがきも、よかった。人が死ぬミステリであっても、命の重さや人のために何かをすることの大切さを感じ取ることができるこのミステリーランドは、大人にも子供にも読んでほしいシリーズである。 |
闇のなかの赤い馬
2004 / 12 / 22 ( Wed )
ミステリーランドを読んでいて思うのは、好きな作家の作品は、どうしても贔屓目に読んでしまうということである。この作品もそうだ。客観的にはどうなのかわからないが、私は、こういう話が好きだ。竹本健治が好きだ。 本人も書いているが、言葉も子供向けに直してないし、好き勝手に書いたようだ。 聖ミレイユ学園で神父が落雷で死に、さらに別の神父が密室で自然発火して死ぬという事件と謎は、面白い。解決が、今いちなのは、いつものパターン(^^;)。 真相も、これは、ちょっと大人向けだぞ。(と思うのは、私だけか?) |
黄金蝶ひとり
2004 / 12 / 22 ( Wed ) 五年生の夏休み、洸は祖父の住む村で過ごすことになった。 一人で村を訪ねると、三人組がいきなりクイズを出してきたり、ライオンのような子に出会ったり。ひと夏の冒険もの。SFっぽいようなファンタジーっぽいような。 最初は、自然やら捨て犬やらと説教臭いと思ったけど、途中からはさくさくと読めて、面白かった。この手の真相は、ほかのミステリーランド作品でも、似たのが出てきたのを思い出す。 最後に明かされるちょっとした仕掛けも洒落ている。 (2004)
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復讐の女神
2004 / 12 / 22 ( Wed )
短編の名手フレドリック・ブラウンの第二短編集。 飼い主が次々と殺される毛むくじゃらの犬の謎、すりが語る奇妙な話、姿なき殺人者の正体は?サーカスの象は人を殺したのか?死んだはずの黒猫が現れて…などなど、どの短編も、独特の味わいがあって、飽きさせない。 最後のおちにも、うなってしまう。どれも面白いが、好きなのは、「復讐の女神」「名優」「不良少年」「姿なき殺人者」「踊るサンドイッチ」あたり。 |
大聖堂は大騒ぎ
2004 / 12 / 22 ( Wed )
『消えた玩具屋』の一つ前の作品。ヴィンテージ・ミステリと呼ばれるものには、合う合わないがあるし、スラップスティック風味になじめるか警戒していたが、とても素直に楽しんでしまった。もっとハチャメチャかと思ったら、意外にまともで、テンポよい。聖歌隊長が墓碑に押しつぶされたり、魔女狩りの歴史が出てきたり、幽霊の噂があったり、舞台設定は完璧。 個人的には、ラディッシュのシーンが…ツボだった(^^;)。いろんな文学の引用が出てきて、うれしい。もちろん、半分ぐらいしかわからないけど。ただ、”『金蝿』を参照”という記述があって、未読なので、ちょっと悔しかった。『金蝿』って、入手困難だから。 |
奇術師
2004 / 12 / 22 ( Wed )
ジャーナリストのアンドルーは、彼を呼び寄せた女性ケイトから思いがけない話を聞かされる。お互いの祖先は、それぞれに“瞬間移動”を得意演目としていた、二十世紀初頭の天才奇術師。そして、生涯ライバル関係にあった二人の確執は子孫のアンドルーにまで影響を与えているという。 読者は、二人の奇術師が残した手記を読まされるのだが、この手記がクセモノ。どこかに罠があるに違いないと思いつつ、読むのだが、わけがわかんない。奇術師に騙されている気分。 最後は、驚いたというか、これ、ワタシ的には、ホラーです。ブルブル。 映画化されるみたいだけど、ちょっと怖い。 |
フレドリック・ブラウン傑作集
2004 / 12 / 22 ( Wed )
なぜ、フレドリック・ブラウンを読もうと思ったかと言うと、何かの本でほめてあったからだ。じゃなかったら、私がSF文庫など読むわけがない(^^;)。 実に29編の傑作が、おさめられているこの本を少しずつ、なめるように読んできたが、どれも、ページをめくるのがもどかしいぐらい面白かった。不思議さとユーモアと皮肉をとりまぜたような作風。こんな面白い作家を今まで読まなかったなんて、不覚だ。ほかの作品も読まねば。 |
陸橋殺人事件
2004 / 12 / 22 ( Wed )
推理小説ファンが最後にゆきつく作品と言われる古典的名作だそうで、未読だったの?と言われそうだが、恥ずかしながら、初めて読んだ。 ゴルフプレイ中に推理談義に花を咲かせていた四人組が、陸橋から落ちたと思われる男の死体を 見つけて、その後、素人探偵よろしく独自の推理を競い合って…というお話。 読み終えるのに、ひどく時間がかかった。ところどころ、ユーモラスだったり、わくわくしたりする 展開はあるものの、全体的に、退屈感は否めない。殺人事件なのに、とってものどかな雰囲気だし。 何となく、バークリーの作風を感じさせる作品だった。 |
パンチとジュディ
2004 / 12 / 22 ( Wed )
パンチとジュディって、一体何なの??タイトルからして面白そう!カーの復刊だし、飛びついてみたものの…。 途中で何度も挫折しかかる。ネットでの評判はいいことしか見あたらないけど、うぅ、読むのつらかった(;_;)。 私は、この作品をカー初心者には、薦められないなー。ようやく、面白くなってきたのは、後半部分から。ちなみに、タイトルの意味などは、あとがきにある。 |
鬼神伝 鬼の巻
2004 / 12 / 20 ( Mon )
友達のいない中学生純。いじめっ子から逃げようとして、異世界に入ってしまう。 彼こそ、封印されたオロチを操る者で、鬼退治を任せられるが・・・。 初めて著者の作品を読んだ。無難で安心して読めるという印象。鬼の巻ということは、続きがあるのだろう。 だとしたら、読んでみたい。何が面白いって、あとがきが、一番気に入った。 |
鏡よ、鏡
2004 / 12 / 20 ( Mon )
当初、アメリカで帯封つき代金返却保証の形で出版された作品であり、日本でも、かつて話題になったので、期待大で手にとる。 主人公が、浴室で女性の射殺死体を発見するところから始まる。拳銃は、自分のものだが、女のことは知らない。その後は、意識の流れの描写が始まり、別れた妻やその夫、家政婦、精神分析医、娼婦などが次々に登場するが、裁判をしていたかと思うと、過去にさかのぼったりして、時間と空間の流れがごちゃごちゃになり、くらくらしてくる。 回想というより、妄想みたいな感じで、わけがわからず、主人公の性癖の記述も多く、だんだん退屈になってくる。この退屈さを埋め合わせるような解決を求めて、ただひたすら結末に急ぐ。 もしかして、こうなんじゃないか?と予想した推理は見事に裏切られる。 意欲作、異色作ということは認めるが、期待ほどは楽しめなかった。 |
荊の城
2004 / 12 / 19 ( Sun )
前作「半身」に比べると、非常に読みやすくなっている。5倍くらいのスピードで読める。 下町に暮らす擦りのスゥが、詐欺師から、令嬢を騙して巨額の財産を奪うという計画に誘われる。スゥの役割は、令嬢の侍女。果して計画の行方は?ああ、純粋な令嬢を騙して、お金を巻き上げる話ね…と思いきや、ちょっと違う。いや、全然違う。そうなんだよね。ただ、巻き上げるだけなら…(以下略)。 語り手が変わるたびに、物事の見え方も変わるので、読者は騙されまくりである。えー、そうだったの??という驚きの連続。上巻でも、随分急展開があったが、下巻になると、さらに、そこまでするか?の展開が。 時代設定と、官能的な描写は、「半身」と似ているが、登場人物に対するこちらの思いが、かなり違うような気がする。物語としては、こちらのほうが楽しめたが、「半身」のほうが、読後の打撃が大きかったような気がする。 でも、こちらのほうが、一般受けしそう。私は、どちらも、官能的な描写が苦手なので、もし次の物語も、そっち系なら、読まないかも(^^;)。 |
誰でもない男の裁判
2004 / 12 / 19 ( Sun )
これ、最高に面白かった。私はやはり異色作家と呼ばれている人が好きなのだ。今年の海外ミステリナンバー1かも。 一言ずつ感想を書いてみる。 「黒い小猫」・・・愛娘の子猫を誤って死なせてしまい苦悩する牧師の話なのだが、心理描写がうまく、心臓がばくばくしたが、最後の終わり方も、うまいと思った。 「虎よ!虎よ!」・・・殺人事件を詩で推理するというのが面白い。解決したときのカタルシスと言ったら! 「誰でもない男の裁判」・・・これは、ミステリ的にも宗教的にも、やられたーっ!という一作。 「猫の事件」・・・猫好きとしては、こういう話は大好き。ロマンスの要素もあるし、粋なラストである。 「ジメルマンのソース」・・・オチは予想していたものの、気持ちよく騙された。 「ティモシー・マークルの選択」・・・かなりシリアスな話で、こういう選択は、ひとごとではないかも。 「市庁舎の殺人」・・・ラストが、余韻を残す。 「姓名判断殺人事件」・・・敬愛する上司に着せられた無実の罪を救おうとする秘書。本格ミステリとして楽しんだあとにしゃれた結末。 |
九時から五時までの男
2004 / 12 / 19 ( Sun )
エリンの短編集。ずっと読みたいと探していたら、文庫で出た。 長編『空白との契約』と同じ著者とは思えない全く別のテイストだ。ブラックで鋭くて、奇妙な味わいである。読みながら、気持ちがざわざわして落ち着かない。 人間のすごくいやなところや、人生の不条理さを垣間見た感じ。ひとごとじゃないと思うと、余計にずしんとくる。 お気に入りは、表題作「九時から五時までの男」と「伜の質問」。 |
チャーリー退場
2004 / 12 / 19 ( Sun )
閉幕直後に主演男優チャーリーが殺された。才気煥発なプレイボーイの彼を毒殺したのは、誰か? 傑作だと聞いていたので、ずっと前から読みたかった。私は劇場ミステリが好きなのである。 しかし、まず登場人物の名前が覚えられない。100ページぐらいまで読んでやっと把握できた。殺されたチャーリーの名前が、チャールズ・マニオン。チャールズとマニオンが同一人物だとは(^^;)。 かと言って、こういうお話は一気に読まねば、面白さを味わえない。時間がたつと、また人物相関図を頭の中で組み立て直さなければいけないからだ。 殺人の動機は、すぐに想像がついたが、犯人はまったくわからず。へぇ〜そうだったのか〜という感じ。個人的には、シェイクスピアの「十二夜」の記述があったりして笑えたが、今風のミステリが好きな人には少々退屈かもしれない。 |
ホット・ロック
2004 / 12 / 19 ( Sun )
軽く読めるミステリーとしてお薦めされた一冊。出所したばかりの盗みの天才ドートマンダーに、コロシアムに展示されている大エメラルドを盗み出すという仕事が舞い込む。仲間4人とともに、作戦を練るものの…。 ドタバタ系だが、さくさくと読めて面白かった。ドートマンダー初め、個性的な仲間達やクセモノどもの敵の描き方がうまく、映画を観るような感じで楽しめた。 解説によれば、ロバート・レッドフォード主演で映画化されているらしい。続編も出ているので、読むつもり。 |
琥珀捕り
2004 / 12 / 19 ( Sun )
これは、一体どう説明していいものか。琥珀をめぐるエピソードをつなぎあわせた本。アルファベット順にAからZまでの章で構成されていて、一つ一つがバラバラのエッセイのようで、実はつながっている物語になっている。いや、これを物語と言っていいものか…。 神話、民話、薀蓄などが、語られていて、読んでいると、フィクションなのか実話なのかわからなくなって、頭がぐるぐるしてくる。最初は、毎晩2章ずつ、大切に読んでいたのだが、もどかしくなって、最後は、一気に読み切ってしまった。なるほど、これを読んで、琥珀を欲しくなる人が多いわけがわかったわ。私も読み終えて、無性に欲しくなったもの。 最初は、エドワード・ラザファード『ロンドン』を思い出したけど、それより、更に、幅が広がっているような感じのお話。うぅ、これほど、説明しづらい本もないよな(^^;)。 |
犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
2004 / 12 / 19 ( Sun )
初めてのコニー・ウィリス。「ボートの三人男」へのオマージュってことだけど、私が読んだのは、相当前なので、中身はほとんど忘れてる。 読み始めて、最初はつらかった。SF的設定を受け入れるのに、時間がかかったため。 でも、それを乗り越えると、SF、ミステリ、歴史、恋愛の要素があふれんばかりのユーモアに包まれて詰め込まれており、とても面白かった。古典引用も多く、ワタシ的には、シェイクスピアやクリスティやセイヤーズあたりが受けた。「月長石」に関する言及もすごかったけどね。どのキャラクターも個性的で魅力があるが、やはり、猫好きの私には、プリンセス・アージュマンドが一番ツボ。 それから、大森望さんの訳者あとがきも、よかった。英国小説あるいは英国ミステリ好きな人におすすめの一冊。 |
老女の深情け
2004 / 12 / 19 ( Sun )
ロイ・ヴィカーズを初めて読んだ。シリーズの3から読むのもナンだが、これしか売ってなかったから。短編集だからすぐに読めると思って買ったのだが、思いのほか面白くて、あっという間に読み終わってしまう。 解説にロイ・ヴィカーズの描く犯人は怖い。近所に住んでいそうで気持ち悪いとあるのだが、まさにその通り。どれも、現実味がありすぎる。でもって、もっと怖いのは、犯人に対して感情移入しそうになってしまう自分だ。犯罪者になるかどうかの瀬戸際は、人間の心の中にあるんだろうな。 |
シャーロック・ホームズ殺人事件
2004 / 12 / 19 ( Sun )
「ジェシカおばさんの事件簿」(TVドラマ)のノヴェライズ版。ドラマは、好きだったけど、原作を読むのは初めて。 ふとしたことから、ベストセラー作家になったジェシカ・フレッチャーは、N.Y.に招かれ、出版社の社長のパーティに出席するが、そこでホームズに扮装した男が殺される。甥が犯人として疑われ、ジェシカが、素人探偵として活躍することに。 ノヴェライズということもあって、テンポよく、読みやすい。二転三転するプロットが飽きさせない。ちょっとご都合主義的な部分もあるが、登場人物もよく描けており、非常に楽しみながら、読めた。 何となく、クリスティを読んでいるときのような気分になった。 |
証拠が問題
2004 / 12 / 19 ( Sun )
突然帰宅した夫を刑事が尋ねてきて、殺人現場で夫が目撃されたという。ショックを受けながらも、夫の潔白を証明するため、妻は、奔走するが…。 面白いと聞いていたが、ここまで面白いとは!『血のついたエッグ・コージイ』も傑作だったが、また別の魅力を持った作品だ。テンポよく進むストーリーは、ドラマを見ているよう。読者をミスリードするさまは、マジシャンのようである。ちなみに、私は、途中で予想した犯人が当たったのだが、解説の有栖川さんいわく、そういう人は、丁寧に読んでないそうな(^^;)。もちろん、何度か、前に戻って読み返した上で予想したんですけどね。なぜ当たったかは、ある部分を読んで、違和感を覚えたからなのだが、ネタバレになるので、これ以上書けません。とにかく面白いので、ぜひぜひ読んでみて。 |
空白との契約
2004 / 12 / 19 ( Sun )
自動車事故で死んだ男の死を自殺と見るフリーの調査員ジェークは、無名女優のエレンとともに、ひそかに調査を始める。夫婦を装って、男の家族に近づくが…。 読みながら、ちょっと007みたいだなと思った。お色気ムードで(^^;)、謎の解明とともに、ジェークとエレンの関係が気になって仕方ない。 が、終盤の急展開は、ハードボイルド風で、苦味が混じっている。これ、映画化したら、面白いんじゃないかな。 |
望楼館追想
2004 / 12 / 19 ( Sun )
評判はよかったが、私的にはダメみたい。何が悪いってわけでもないのだけど。村上春樹っぽいところもあるんだけど、でも、今ひとつ乗り切れず。 |
スモールボーン氏は不在
2004 / 12 / 19 ( Sun )
何と、このお話の被害者スモールボーン氏は、法律事務所の書類保管箱の中で死体となって発見されるのだ。そして、新米弁護士ブーンが、ロンドン警視庁のヘイズルリグ刑事と一緒に解決に乗り出す。 登場人物が多いので把握しづらいが、会話が多いので、読みやすい。その会話がさりげないユーモアと皮肉に満ち溢れていて、本来の事件解決以上に楽しんでしまった。謎が明かされたあと、あれにあんな意味があったのね〜と思わず、ページをめくり返した。 |
それゆけイルカ探偵
2004 / 12 / 19 ( Sun )
これ、タイトルで損してるかも。薦められなかったら、読まなかったと思う。 退役大佐のキャラハンは、退役記念パーティのあとで、自宅の便器に美女の首を発見する。ちょっとショッキングな事件で幕開けなのだが、何とこの作品の探偵は、イルカのペネロピーなのだ。イルカがしゃべるなんて馬鹿馬鹿しいと思いつつも、セリフだけ読んでいると、人間の女性と変わらぬかわいさと知的さとお色気が入り混じっていて、許せてしまうのだ。大佐のことを「おじさま」というあたりも 可笑しくてクスクス笑ってしまった。 |
臨場
2004 / 12 / 18 ( Sat )
サイン会では、「第三の時効」がお好きなら、これも気に入ると思いますよと著者に言われた。 そのとき、既にこの本を読了しており、気に入っていたことは、言いそびれてしまったが(苦笑)。 警察が舞台といっても、刑事ではなく、検視官が中心に置かれている。一つの事件でも、立場が違うと、また別のドラマが 生み出されるものなのだな。本格推理と人間ドラマがうまく混ぜ合わさり、読み終わるのが惜しい短編集であった。 |
氷菓
2004 / 12 / 18 ( Sat )
『さよなら妖精』が気に入ったので、デビュー作も手にとる。 2001年の角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作。(←長いよ(^^;)) 乙一もそうだったけど、スニーカー文庫って、あなどれないな。 時々、こういう掘り出し物があるから。200ページほどの薄っぺらな本なのに、詰まっているものは、濃すぎて、たまらない。いやはや、『さよなら妖精』よりも、こっちのほうが好きだ。 ばら色でも灰色でもいい、高校生活を懐かしく思い出してしまうようなお話。しかも、舞台は、古典部だよ。それだけで、大受け。 文化部って、こういう感じなのよねぇと 思わず手を叩いてしまう。 ちりばめられているささやかな謎、そして、タイトルともかかわる大きな謎を解いていく過程とそれに関わる登場人物がいい。青春って、いいなって感じの一冊。おすすめ。 で、あとがきを読んでちょっとびっくり。そうなんだ〜。 この古典部はシリーズになっているらしいので、ほかの作品も読んでみよう。 |
文学賞メッタ斬り!
2004 / 12 / 18 ( Sat ) |





























