フランクフルトへの乗客
2005 / 03 / 23 ( Wed )
4151300961フランクフルトへの乗客
アガサ クリスティー Agatha Christie 永井 淳
早川書房 2004-10

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漫画「エマ」の著者、森薫が解説を書いているというので、買ってみる。クリスティー文庫って、文字が大きいのね。おまけに、本のサイズもほかの文庫より微妙に大きくて、手持ちのブックカバーがどれも合わないよー。

って、そんなことはどうでもよろし。久々のクリスティーである。やっぱり、クリスティーは、読みやすいわー。
この作品は、クリスティーの80歳で80作目の作品ということで本国では話題になったそうだ。

空港で出会った美女にパスポートとコートを貸してほしいと頼まれて、協力する外交官スタフォード・ナイが主人公。果たして彼女の正体は?彼を狙う不気味な影は?壮大なスケールのスパイ・スリラーって売りなんだけど・・・。

いやー、これ、何て言えばいいのか、とにかく読んでみて。面白いと言えば面白い(^^;)。頭の中で勝手に映像化して楽しんでしまったけど、余り深く考えずに読むことをおすすめする。
それから、文庫に挟まっているクリスティー文庫通信第12号は先に読んじゃダメよ。私はこれを先に読んでしまったので、少しだけ、楽しみが減ってしまったので。ネタバレってほどじゃないけどね。
森薫の解説は、最高なので、このためにだけ買っても損はないと思う。
21 : 10 : 00 | 海外ミステリ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ハチミツとクローバー7巻
2005 / 03 / 22 ( Tue )
4088652738ハチミツとクローバー (7)
羽海野 チカ
集英社 2005-03-18

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今の私が発売当日に買うのって、これと「のだめ」ぐらいである。7巻の表紙は、真山、森田、竹本の3人。なかなかよい構図である。4月からアニメが放送されるので、ますます人気出るだろうね。中身について激しく不安であるが(^^;)、一応見る予定。
さて、詳しい感想は、ネタバレになるので、続きをクリックして下さい。
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21 : 05 : 53 | コミック | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ぼんくら(上)(下)
2005 / 03 / 10 ( Thu )
4062747510ぼんくら〈上〉
宮部 みゆき
講談社 2004-04

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宮部みゆきの時代小説の中でも、かなり好きな話である。続編の「日暮らし」を読む前に、再読したくなったのだ。
深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺され、差配人が姿を消し、3つの家族も次々と失踪する。一体、長屋には何が起きているのか?ぼんくら同心・平四郎が調べ始める。

最初は連作短編風に始まり、一つ一つの短編がつながり、長編ミステリーとなっている。
風物の描き方にしても、人物の描き方にしても、江戸時代の長屋にタイムスリップしたような気分が味わえる。平四郎を初めとして、宮部さんお得意の少年(しかも美形!)が登場したり、心優しい愛すべき人々が次々と出てくる。それぞれの事情を抱えながらも一生懸命生きている人たちが出てくる。心根の汚い者も、もちろんいるが、ほとんどの人たちは、憎めない。

読み終えたときに、平四郎と甥の弓之助コンビ、そして二人の推理を助けるメンバーに、もう一度会いたいと思った。シリーズ化しないかなと思っていたので、「日暮らし」の刊行はうれしかった。これ、NHKで金曜時代劇にしてもいいなあ。
18 : 24 : 19 | 国内ミステリ | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
プリーストリー氏の問題
2005 / 03 / 06 ( Sun )
4794927444プリーストリー氏の問題
A.B.コックス
晶文社 2004-12

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A.B.コックスって、誰だろう?知らないけど、海外ミステリ好きな人たちが面白いと書いていたので、早速読んでみて、びっくり!無知をさらけ出してしまった。A.B.コックスって、アントニイ・バークリーの別名義だったのだ!

バークリーが書いたのなら、ユーモア小説と言っても、きっとシニカルな笑いに違いないと思い、読み始める。

独身紳士のプリーストリー氏は、友人にばかにされるほど、活気のない人生を送っていた。ある日、街で見知らぬ美女に助けを求められ、彼女に協力するのだが、それが、とんでもない事態に。

登場人物のセリフが面白いので、このまま、舞台化してもかなり笑えるなとは思いつつも、実は、心から笑えたのは、ある人物の置き手紙が出てきたあたりからだ。プリーストリー氏の問題が第三者的には笑えても、どうしても、彼がかわいそうになってしまい、早くどうにかしてあげたい気持ちで一杯だった。
ロマンティックな部分は楽しめたが、それ以外は、一筋縄ではいかないバークリーをいやと言うほど感じさせられた。シンシアがいて、ほんとよかった。

ちなみに、友人のプリーストリー氏評は、「キャベツ野郎」とか「蕪野郎」なのだが、こういう言い方は、初めて聞いた。
ネット検索で読んだ感想では、ほとんどの人が最高に面白いと書いていた。
ああ、私だけが、こんな中途半端な楽しみ方しかできなかったんだ・・・。ちょっと凹む。
21 : 19 : 26 | 海外ミステリ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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