トルコで私も考えた4
2005 / 04 / 30 ( Sat )
トルコ旅行をしてから、ファンになったこのマンガも、もう4巻になるのか。いつも忘れたころに出るんだよね(^^;)。 新刊が出るたびに、まだまだトルコについて、知らないことが多いなと感じる。また、私が行ったときのトルコと今のトルコは、かなり変化しているようだ。デノミがあり、あのうざったいゼロの行列がなくなったらしいし。 さて、今回の注目点をあげてみる。 その1:洗剤の量り売りって、いいね。容器を持って行ってみたい。 その2:旅行者としてのトルコしか知らないので、トイレットペーパーなどが高いというのを知らなかった。確かに、果物は安くて、街角で、タダみたいな値段で買えたし、ホテルでは、食べ放題だったなあと懐かしく思い出した。 その3:トルコのお菓子は、甘すぎてまずいのは、私も同感。日本のお菓子にまさるものはない、ほんとに。吐きそうになるぐらい甘いので、涙が出そうだった。ガイドさんに頼んで、食事に必ずつくケーキ類を、果物に変えてもらったぐらいだ。ちなみに、その激アマなお菓子を、アマリカ人は、朝から食べてましたけど。 その4:W杯ネタも、懐かしく微笑ましい。あれから、もう3年だもんね。2006年もトルコが出られるといいね。 その5:スンネット(割礼)には、ただただ、泣き笑い。トルコ人の男性は大変です(^^;)。 また、いつかトルコに行ける日が来たらいいなと思いつつ、読了。このシリーズの5巻も気長に待ちましょう。 トルコ好きや異文化好きの方には、おすすめの一冊。できれば、1巻から読んでね。 |
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
2005 / 04 / 30 ( Sat )
カテゴリーは便宜上、ミステリに入れたけど、ミステリとしては、読まなかった。 表紙がちょっと引く。かわいらしい二人の女の子が抱き合っていて、こういうのが、好きな人は萌えるんだろうけど。 でも、中身は、意外に面白かった。というか、痛いんだけど、目が離せなくて、夜中に一気読みしてしまった。 登場人物が、奇抜なんだよね。田舎の貧乏な母子家庭で、美形だが引きこもりの兄を抱え、早く社会に出たいと思っている中学生山田なぎさと、自分は人魚だと言い張り、ペットボトルを抱え、足を引き摺りながら歩く転校生の海野藻屑。 山田なぎさは、まだしも、海野藻屑は、強烈過ぎ。クラスメートを歯牙にもかけぬ藻屑だが、なぎさとは友達になりたくて、「死んじゃえ」などと言いつつ、近づいていく。 これが、二人の少女のふれあい話だったら、どんなによかったか。だけど、悲劇は冒頭から予告されていた。読み終えたあと、大人は無力だと痛切に感じた。 また、興味深かったのは、なぎさと兄の会話に、ちりばめられたミステリ的な話や心理クイズ。クイズは怖かったけど。 あとがきに登場する変人も笑えた。そして、一番驚いたのは、著者が女性だってことだ。何となく男性だと思っていたから。これは、オンラインで男性だと思っていたら、オフ会で、女性だったときの驚きに似ている。 |
春期限定いちごタルト事件
2005 / 04 / 26 ( Tue )
てっきり角川スニーカー文庫あたりだと思って読んでいた。まさか、創元推理文庫とはねぇ。 小市民って何さ?互恵関係って何さ?といちいち、突っ込みながら、ツボをはずされながら、 「うわー、こーゆー奴、いるんだよねぇ。」と毒づきながら、読まされてしまった。 個人的に、思春期デジャヴーミステリと名づけてみたが、いかが? 解説を有名な?サイトの管理人さんが書いていて、それに妙に納得したり。そうか、描き足りないのが、チラリズムの魅力とも言えるのか。続編出るんでしょうね。誰だって、彼女の過去、知りたいもの。 |
奇天烈!古本漂流記
2005 / 04 / 23 ( Sat )
古本道とは、奥深いものだなあとしみじみと思う。ここに書かれた古本は、高値の本ではなく、珍本、奇本の類である。それを発掘した過程や、発掘本の内容が書かれているのだが、どれもこれも、おかしくて、楽しくて、あっという間に読み終わってしまった。世の中には信じられないくらい変な本があるんだなあ。インディアンのターザンや、エッチな『星の王子様』とか(^^;)。児童向け『タイム・マシン』を原典と読み比べて解説している(というか、突っ込んでいる)様子も笑えた。 この本を読むと、自分も珍本を見つけたくなってしまう。今度、古本屋や古書市に行くときは、今以上に、真剣に棚を眺めてしまうかもしれない。恐らく、この本を買った人の3分の2は、同じ気持ちになると思われ、そうなると、著者の北原さんのライバルが増えそうな気がする(笑)。 |
最後の審判の巨匠
2005 / 04 / 22 ( Fri )
銃声に駆けつけた一堂がドアを押し破ると、俳優ビショーフが瀕死の状態で倒れていた。現場は密室状態。だが、技師ゾルグループは、自殺ではなくて殺人だと断言する。ビショーフの最期の言葉「最後の審判」とは何を意味するのか? タイトルと言い、装丁といい、ミステリ魂をそそる作品。この作品を一切の先入観なしに読めた私は幸せだ。過去に鮎川哲也や都筑道夫が言及した伝説的作品なので、知っている人にとっては、潜在的なものが働いてしまい、純粋に楽しめなかったのではないか。他人の感想を読んだりせず、まっさらな気持ちで読むのがベスト。 それにしても、1923年にこのような作品が書かれたことが驚きだ。読んでいる間はひたすら楽しいけど、読み終えた後に、誰かと語りたくなる異色ミステリ。しかも、解説が秀逸。 俄然、レオ・ペルッツに対する興味がわき、『九時から九時まで』(『密室』掲載)を読んだ。更に、評判のいい『第三の魔弾』(国書刊行会)も読んでみようと思う。 |
DIVE!!〈4〉コンクリート・ドラゴン
2005 / 04 / 18 ( Mon )
ああ、とうとう最終巻。はやる心をおさえつつ、静かにページをめくる。 次期オリンピック候補選考会となる試合が始まる。知季、飛沫、要一は、どうなるのか?それを見守るコーチ陣、一緒にダイブするレイジ、応援に来たサッチン、知季の弟と元彼女、飛沫の彼女など、脇役たちにもそれぞれの思いを語らせたところが、すごくいいと思った。 章の最後に、ダイブの順位が書かれていて、まるで大会の観客であるかのように、ハラハラしてしまう。 みんなの最後のダイブにも、心が高鳴ったけど、一番、目頭が熱くなったのは、知季が、富士谷コーチに話すくだりかもしれない。こういう気持ち、素敵だね、大事だね。 誰もが自分のダイブを見つけたとき、未来が開ける。これは、ダイブに限らず、何でも。 1巻目を読んだとき、マンガちっくと書いたけど、もしも、マンガで読んでいたら、ここまで感動しなかったと思う。森絵都さんのつむぎだす言葉で、この物語を読めて、よかったと思う。 |
DIVE!!〈3〉SSスペシャル’99
2005 / 04 / 18 ( Mon )
3巻では、要一が主人公。オリンピック代表が内定し、要一の周辺は、慌しくなる。 「勝つたびにひとりになっていく」・・・サラブレッドと言われ、常に勝利の道を歩んでいたエリート要一。これまでつかみどこのなかった要一が、この巻では、急に親しみを感じる存在となる。要一が、こんなにも、いろいろな思いを抱えて、ダイブをしてきたなんて…。 オリンピックって一体何なんだ?メダルって何なんだ?悩む少年たち。そして、要一のとった行動は!? いやー、要一って、生意気だと思っていたけど、こんなことしちゃうなんて、すごいわ。大喝采! また、何気に成長している知季にも目を見張る思いだ。 怪我をした知季を見舞ったレイジ、陵、サッチン、要一が、今だから言える打ち明け話で盛り上がるシーンも、いいね〜。 そして、ぼくらのオリンピックを目指す少年たちの熱い思いが心を揺さぶる。 早く続きが読みたい。でも、次巻は最終巻。この物語が永遠に続けばいいのに。 |
DIVE!!〈2〉スワンダイブ
2005 / 04 / 15 ( Fri )
一巻を読み終えて、すぐに手に取る。 オリンピックにつながる強化合宿の参加権をめぐる試合に挑戦する少年たち。そして、合宿に選ばれた選手は、誰?この巻の中心は、知季から飛沫へ。 突然、津軽に帰る飛沫は、実家ではなく、彼女の家に転がり込む。 うわー、一巻のかわいらしい知季から、いきなり飛沫は大人の世界だわ(^^;)。けだるさの漂うまったりとした空間に読者は、ひきこまれる。飛沫には、飛沫ならではの悩みと思いがあるのね。 知季と要一が、飛沫を尋ねて津軽に行くところが、とってもいい。男の子って、いいなあと心底思わせる。 |
DIVE!!〈1〉前宙返り3回半抱え型
2005 / 04 / 15 ( Fri )
森絵都、初の「スポ根」小説という売りだが、私は余り「スポ根」というイメージは、抱かなかったな。 確かに、「飛込み」に青春をかける少年たちの話ではあるのだが、そこにいるのは、どこにでもいるような思春期の少年たちである。 坂井知季は、友達とダイビングスクールに通う中学生。スクールの経営が危ぶまれる噂が出たころ、現れた美人コーチに、いきなり自主トレメニューを渡される。そして、彼女が連れてきたライバルとは! おお!マンガちっくだ!これは、「バッテリー」に続くスポーツ&青春マンガのノベライズだ!と思った。 しかも、今回の主人公は、巧(「バッテリー」の主人公)とは全く違ったキャラクターで、どちらかというと、等身大の少年だ。 飛び込みに関する部分も、非常にエキサイティングに描いているので、楽しめるが、私は、登場人物たちが、ささいなことで悩んだり、妬んだりする様子のほうが、ぐっときた。特に、知季が、ショックを受けたある出来事には、大いに共感してしまった。頭ではわかっていても、心が収まらないこと…。あまりに心理をついているので、涙が出そうになった。すっかり、知季に同化して、読んでしまったが、ほかにも、両親ともに飛び込みの選手だったというサラブレッドの高校生富士谷要一や、津軽から来た天才ダイバーの孫・沖津飛沫(←名前がすごい!)など興味深いキャラ満載で、次巻に続いていく。 |
日暮らし(上)(下)
2005 / 04 / 06 ( Wed )
「ぼんくら」の続編。ぼんくら同心・平四郎と甥っ子の美形少年弓之助が活躍する長編時代ミステリ。形式は、前作と同じく連作短編から始まり、一つの長編につながっていきます。決して、こちらを先に読んではいけません。「ぼんくら」から先に読まないと、面白くありません。 書籍の紹介を見れば書いてあるのですが、敢えて隠します。前作に登場したある人物が殺され、ある人物が犯人としてつかまるお話が中心。ただ、私はこの推理的な部分よりも、登場人物一人一人の人物造形に、心ひかれます。 みんな、人間味あふれる人たちなんですよ。いい人もしょうもない奴も、非常にうまく描き分けられていて、まるで、自分がこの世界の住人になったかのような気分になります。些細なことに悩んだり、おせっかいやいたり・・・等身大の自分がいるんですよ。非常に難しい選択ですが、好きな登場人物は、お徳さんとおでこちゃんと佐吉です。 このシリーズは、まだまだ続くのでしょうね。楽しみです。追いかけます。 |
ガラスの仮面
2005 / 04 / 04 ( Mon )
1976年、「花とゆめ」で連載スタートした伝説的な演劇コミック。今更、語るのも・・・という感じだが、先日、NHK-BSで特集をしていたのを見たり、テレ東で、深夜アニメになるのを知り、懐かしくなって思わず、語りたくなってしまった。 未読の方は、ぜひとも読んで、ハマっていただきたい!とはいえ、ハマってしまったあとは、続きがいつ読めるのか、(現在6年ぶりに42巻が出たところ)、死ぬまでに読めるのか、一体この先どうなるのかとやきもきさせられるのだが。 初めて読んだのは、中学生のころ。友人が貸してくれて、すぐに夢中に。当時、演劇部だった私にとってバイブルみたいなものだった。自分がマヤとは思わないけど、マヤの天才的演技力に憧れたものだ。パントマイムや釘を踏むシーンなどよく真似をしていた。 また、作品に登場する劇中劇がすばらしく、すぐに原作(脚本)を探したものだ。「たけくらべ」なんて普通の恋愛ものだと思って読んだら、非常に読みづらくて驚いた。 マヤがいじめられたり、傷ついたときは、一緒になって泣き、演技に燃えているときは、一緒になって燃え、恋をしているときは、一緒になって恋をしていたような気がする。桜小路くんとの淡い恋、紫のバラの人に寄せる想いなど、胸がキュンとなるエピソードも、ちりばめられていて、飽きることがない。 マヤのライバルである姫川亜弓も、ただのお嬢様ではなくて、崇高な精神をもった素敵な女性である。また、金儲け主義で冷徹だと思っていた速水真澄が、実は・・・!こちらの展開も非常に気になるところである。 恐らく、物語のラストは、既に描かれているのだろう。いつまで続くかわからないが、できれば、早く読みたいものだ。物語が完結しても、もう一度最初から楽しめる、何度でも楽しめる作品に違いないから。 |
ふしぎな図書館
2005 / 04 / 04 ( Mon )
村上春樹が書いた図書館の話で、佐々木マキのイラストとくれば、買わないわけにはいかない。最近は、かなり村上春樹離れしている私なのだが。 文庫サイズの箱入り絵本。1429円(税抜)という価格は高いのか、安いのか。 「オスマントルコの税金の集め方」についての本、羊男、図書館の地下、ドーナツなどぞくぞくするネタで一杯。 佐々木マキのイラストが、たまらなく魅力的である。 だけど、これは、大人向けのファンタジー。ちょっと図書館に行くのが怖くなるような不思議なお話だった。 |
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