ハチミツとクローバー8巻
2005 / 08 / 31 ( Wed )
限定版という言葉に弱いので、ハチクロカルタつきバージョンを買ってしまった。とほほ。 今回は、興味津々、ぐるぐるな展開だった。 相変わらず、山田の思いが切ないよねぇ。でも、理花さんも、素敵な人だし〜、真山も大好きだし。この3ショットは、心臓がドキドキしちゃって、苦しくて仕方ない。 それから、野宮が、あんなこと、するなんて。いやー、びっくり。っていうか、意外とベタな展開なのに、喜んじゃうのは、これが、少女マンガのツボだからなのかも。 そして、真山、かっこいい!ちょっとせこいところもあったけど(^^;)、いい男だ。 でも、最後は、山田を抱きしめてあげたくなっちゃった。山田の気持ち、すごくよく、わかるもん(涙)。 そうそう、しゃっくりの止め方って、いろいろあるんだね。私は、「人に驚かせてもらう」とか「食べ物を飲み込む」とか,、普通のやり方しか知らないけど。 |
魔性の馬
2005 / 08 / 29 ( Mon )
牧場を経営するアシュビィ家では、双子の兄のパトリックが8年前に行方不明になり、弟のサイモンがまもなく家督相続者になることになっていた。パトリックにそっくりな孤児ブラットを見つけたロディングは、パトリックになりすますことをブラットに提案する。 死んだと思っていたパトリックが突然帰ってきて、とまどう家族、それぞれの反応。なりすましているブラットの心の動きが丁寧に描かれている。いつ、正体がばれるのか?どうして、この人物は、こんな態度をとるのか?サスペンスとして楽しんだ後に待っている結末は・・・。 テイの作品の中で一番好きかもしれない。ミステリやサスペンスとしてだけでなく、孤児ブラットの物語として感慨深く読んだ。ラストもすごくいい。おすすめ。 |
空中ブランコ
2005 / 08 / 24 ( Wed )
第131回直木賞受賞作。ハチャメチャな精神科医伊良部が主人公の短編集。「イン・ザ・プール」から読むべきだったが、こちらを先に読んでしまった。 ありていに言えば、癒し系。それも、かなり変化球の。 伊良部のもとを次々と訪れる患者たち。空中ブランコから落下してしまうサーカス団員、先端恐怖症のヤクザ、義父のカツラをはぎとりたい衝動にかられるお婿さんなど。 どれもこれも深刻な悩みなのに、伊良部先生の治療のいいかげんさったら・・・。 深刻さを、ユーモアでデリケートに包んで、最後は、読者をほっとさせる秀作揃い。現代人は誰もがストレスを抱えている。伊良部先生を必要としているのかも。現実はこんなに甘くないと思うが、それでも、物語の中だけは、救いがあってもいいじゃないか。 阿部寛主演で、ドラマ化もされた。伊良部先生の外見が原作とは違うけど、ドラマも面白かった。 |
チーズスイートホーム2巻
2005 / 08 / 24 ( Wed )
この表紙を見ただけで、かわいくてヘロヘロになってしまう。 チーが、食べ物の味を覚えたり、お風呂に入ったり、外猫に出会ったり、さまざまなエピソードが、カラー漫画で楽しめる。 ああ、うちの猫も、こんな気持ちで、私のそばに寄ってきたのかな?なんて思うと、たまらなくいとおしくなる。 猫、もう一匹、飼いたくなってきた(^^;)。 |
ラインの虜囚
2005 / 08 / 20 ( Sat )
カナダから来た少女コリンヌは、力強く、心優しき仲間とともに、幽閉された仮面の男の正体を確かめるために、旅に出た。 19世紀、舞台は外国で、謎解きと冒険とくれば、わくわくせずにはいられない。美しいイラストが、想像力をかきたてる。ミステリーランドの中でも、この手の話は初めてなので、とても新鮮だ。小さいころに読んだ冒険ファンタジーを思い出す。 面白かった!歴史上の人物が出てきたりして、世界史をおさらいしたくなる。ただ、難を言えば、主人公の女の子の魅力が余り伝わってこなかったことかな。 |
平井骸惚此中ニ有リ 其四
2005 / 08 / 18 ( Thu )
この時代設定ということで、関東大震災が描かれ、そのさなかにおきた事件。 骸惚先生が、奥様と帰郷中に、残された河上くん、涼、撥子が、避難先で殺人事件に巻き込まれる。 今回は、涼と撥子はあまり活躍せず、河上くんとほかの登場人物が中心となっている。それは、新鮮といえば新鮮だし、河上くんの心の揺れなんかも、よく伝わってきたが・・・。 キャラを好きな人にはいいかもしれないが、ミステリを読みたい人には、物足りないかも。 既に、其伍も出ているので、最後まで読み続けようとは思う。 |
むかしのはなし
2005 / 08 / 12 ( Fri )
昔話をベースに7つのお話。独立したお話のようでいて、どこかでリンクしている。 第一話の「ラブレス」は、ホストが主役の話で、ちょっとユーモラスでミステリアスだったが、だんだん、シリアスな話が続く。 読み終わってみると、生と死を強く意識させる話だったなと思った。ノアの箱舟を思い出したり。短編だけど、密度が濃いので、それぞれが、長編にもなり得る話である。特に、最後の「懐かしき川べりの町の物語せよ」は、モモちゃんというキャラクターが、特異で人をひきつけるので、もっと読んでみたい。 |
逃亡くそたわけ
2005 / 08 / 09 ( Tue )
こちらも、第133回直木賞候補作。精神病院を脱走した二人が、九州の田舎を突っ走る。 主人公は、ごっつい博多弁で、巻き込まれて連れ出されたのは、東京に憧れる名古屋出身男性。 九州弁と名古屋弁がおかしくて、仕方ない。方言がなかったら、この小説はつまらなかっただろう。 名物「いきなり団子」は知っていたが、「なごやん」は知らなかった。 決して楽観できる状況じゃないのに、なぜか、からっと晴れた青空のような爽快感を感じてしまった。誰もが、自分の帰る場所を探して、逃げ続けているのかもしれない。 |
ベルカ、吠えないのか?
2005 / 08 / 07 ( Sun )
第133回直木賞候補作。古川日出男は、『アラビアの夜の種族』だけ読んでいるが、この作品は、それとは、趣を異にする作品だ。 簡単に言うと、人間の戦争の歴史を、犬の視点で描いた物語。文体が過去形でなく、現在形なので、臨場感と緊迫感が伝わってくる。犬は魅力的だし、個々のエピソードは面白いが、私には難解で、最後まで乗れなかった。 |
てるてるあした
2005 / 08 / 04 ( Thu )
親の夜逃げのために高校進学を諦め、両親とも離れ、佐々良で暮らすことになった照代が主人公。佐々良といえば、前作『ささらさや』と関係があるわけで、前作で出てきた登場人物が次々と出てくる。『ささらさや』が、余り好きではなかったので、こちらもダメかもと思いつつ、読み始める。 ミステリ風にはなっているけど、それは味付けの一つでしかない。読んでいる間じゅう、お説教をされているような気分。そうだ、そうなんだ、わかっているけど・・・言い訳したくなる。でも、そのお説教が、決して嫌じゃない。きれいごとばかり並べてと反発しても、やっぱり、最後は、作者の魔法にかかってしまうのだ。もっと素直な気持ちで読んでいたら、泣けたのかもしれない。 ただ、登場人物の中で、エリカや久代、エラ子そしてかわいげのない照代でさえも、好きになれるんだけど、どうしても、サヤだけが苦手なんだよなあ。私って、ひねくれてる(^^;)? |
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