よしきた、ジーヴス
2005 / 10 / 29 ( Sat )
国書のウッドハウス・コレクション第二弾。こちらは、長編。第一弾『比類なきジーヴス』がお気に召した方なら、同様に楽しめるはず。恋愛がらみの事件がおかしくて、笑いっぱなしだった。このあたり、シェイクスピアを思い出させる。 最高に笑ったフレーズを引用してみよう。 『××みたいな変態を好きになれるのは、 ○○みたいな変態のほかにはいないのだ。』(××と○○には、登場人物の名前が入る) |
比類なきジーヴス
2005 / 10 / 29 ( Sat )
ウッドハウス愛好者から、面白いとうかがっていたのだが、なかなか手が出せず、やっと読んでみた。 もともとの短編に加筆して、連作長編に編みなおしたものとか。 のーてんきな紳士バーティと彼に仕える執事のジーヴスのコンビが織りなす抱腹絶倒の日常。面白いのはこの二人だけではない。バーティの友人ビンゴの惚れっぽさや、アガサ伯母さんのおせっかいぶりなども、笑いのポイントだ。 読んでいる間じゅう、なぜか、大学時代の英語の授業を思い出していた。英国のユーモア小説の香りがプンプンしているせいだと思う。 ジーヴスの知恵には拍手喝采だが、私は、バーティのお気楽ぶりにほっとするものを感じた。 あとがきによれば、BBCでドラマ化されているようだ。出来不出来は別として、見てみたいものだ。 |
空高く
2005 / 10 / 24 ( Mon )
『捕虜収容所の死』で好きになったマイクル(マイケル)・ギルバート。こちらは、絶版になっていたものが、新訳で文庫発売されたもの。古本屋で高値で買わなくてよかった(^^;)。 率直に言うと、期待が高すぎたかなと思う。謎解きの段階で危険が迫るシーンやトリックが明かされるクライマックスは、楽しめたが、ほかは少々、読むペースが落ちてしまった。 |
DEATH NOTE8巻
2005 / 10 / 24 ( Mon )
7巻の衝撃とそれまでの興奮に比べると、8巻では、私の読み手としてのテンションが確実に下がっている。 ニアとメロも、どちらも、今いちだし、警察の人間になってしまったライトも今いち。 面白くないわけじゃない。読み出すと、最後までとまらないのだから。だけど、世界が広がりすぎて、何でもありみたいになっちゃった気がする。この大風呂敷をどうたたむのだろうか。 気になるのは、新しく出てきた死神さん。ちょっとおまぬけでかわいい。 |
NO.6(ナンバーシックス)#4
2005 / 10 / 18 ( Tue )
待望の4巻だが、中身は、さほど進んでいない。まだ、こんなところ?という印象がある。ただし、その分、描きこんであるとも言える。 今回は、イヌカシの正体や、紫苑の変化の前兆がほのめかされる。あくまでほのめかすだけなので、もどかしい。これまで、紫苑にシンパシィを感じていたけれども、もしかして、紫苑はこれから大化けするのかもしれない。 沙布は、一体どうなってしまったのか、早く助けてあげてほしい。次巻は、かなり大きな展開が待っていると期待する。 |
白夜行
2005 / 10 / 08 ( Sat )
この作品が舞台化されるということで、慌てて読んだ。話題作であることは知っていたが、読んでみて、素直にすごいと思った。どうして、もっと早く読まなかったのだろう。 始まりは、質屋殺し。被害者の息子と容疑者として疑われた女性の娘。当時、小学生だった二人の人生を、二人をとりまく人物、過去の事件を追う刑事をからめながら、描いている。 一つ一つのピースがつながっていく衝撃、信じていたものを覆されるやるせなさ、タイトルの持つ深くて悲しい意味。読者の想像をかきたてる手法で、最後まで引っ張っていく。読後の消耗が激しくて、しばらく感想も書けなかった。 |
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