暴れん坊本屋さん
2005 / 11 / 14 ( Mon )
4403670199暴れん坊本屋さん (1)
久世 番子
新書館 2005-09

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マンガ家でもあり、本屋勤務もしている著者の本と聞いて、買ってみた。以前は、本屋の店員に憧れていたこともあったが、友人の苦労話を聞いていたので、本屋の仕事は大変だと知っていたけど、この本を読んで改めて実感した。
それでも、コミカルなイラストで、おもしろおかしく描いてあるので、悪いと思いつつ、爆笑してしまった。本屋さんなら、「そうだ、そうだ!」と共感することばかりだと思う。また私たち客は、少しでも、本屋さんの仕事内容を知って、わがままな客になることを自粛するだろう。
本屋さんと本好きには、絶対おすすめの一冊だ。
著者がすぐに本が入ってこないジレンマを抱え、低い時給でも誇りをもって働いている姿に尊敬の念を抱く。
このごろは、ネットでの購入率のほうが高くなってしまった私だけど、街の本屋さんに行くのは大好きなので、これからも、本屋通いはずっとしよう。逆に、お客さん側からのおもしろマンガもあったら、読んでみたいな。
22 : 45 : 07 | コミック | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
殺す者と殺される者
2005 / 11 / 14 ( Mon )
『殺す者と殺される者』 ヘレン・マクロイ 中田耕治訳 創元推理文庫(現在絶版)

マクロイ作品は絶版が多いため、数作品しか読んだことがないのだが、作風が好きなので、この作品もずっと読みたいと思っていた。近所の図書館にはないので、友達に借りて、読む。
古書市でも見たことがない貴重な本だ。先日ヤフオクで、36000円ほどで落札されていた(^^;)。
大学に勤めていたハリーは、凍った道で転び、意識を失ってしまう。その後ハリーは、大学を辞めて故郷で帰ることに。愛するシリアが住んでいる町だ。ところが、シリアは、知らないうちに結婚してしまっていた。そして、町で暮らし始めたハリーの周りで奇妙なことが起こり始める。
と、私があらすじを書くと全然面白くないのだが(^^;)、いろいろと書くと、勘の鋭いミステリ読みには、ネタバレになりそうなので・・・。
謎の提示の仕方、ストーリーテリングがうまく、最後まで息をつかせぬ展開だった。ハリーとほかの登場人物との微妙な関係ややりとりが緊張を持続させ、真相にたどり着くまでにドキドキの連続。ラストがなんとも言えず・・・これがマクロイらしさなのか。
ぜひ復刊してください!(切実)
11 : 18 : 57 | 海外ミステリ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
六死人
2005 / 11 / 13 ( Sun )
『六死人』 S=A・ステーマン 三輪秀彦訳 創元推理文庫(現在絶版)

『ウェンズ氏の切り札』(現代教養文庫、絶版)を読んでから、同じ著者の本を読みたいと思っていたが、絶版なので、友達に借りて読む。
5年後に再会を誓った6人の若者たち。それぞれが、大金持ちを目指して旅立つ。彼らは再会のときは、誰が大金持ちになっても、財産は皆で平等に分けることを約束していた。
そして、5年後、メンバーの一人が、客船から落ちて行方不明に。そして、また一人、殺されていき・・・。
おお!この設定は、有名な某作品に似ている。でも、某作品より8年も前に書かれたそうで。
薄い本なので、すぐに読めるが、このあっさりさが、かえって心地よい。無駄なものを省いて、犯人推理に集中できるからだ。登場人物も少ないので、犯人は絞られてくるが、それでも、最後まで確信がもてず、うまくできていると思った。期待せずに読んだほうがいいと言われたけれど、私はとても楽しめた。
21 : 18 : 00 | 海外ミステリ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ナラタージュ
2005 / 11 / 11 ( Fri )
404873590Xナラタージュ
島本 理生
角川書店 2005-02-28

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著者の名前に聞き覚えがあった。高校生で芥川賞候補となり話題となった女性だった。読むのは初めて。扇情的な帯の文句とは裏腹に意外と静かな恋愛小説。

高校時代から思い続けていた先生に再会したヒロイン、先生の過去、新しい彼氏との出会いなどが、若い女性ならではの文章で描かれる。切なくて美しい映画を見ているような感じ。

恋愛とは、こういうものなのかもしれない。人を好きになるということは、苦しいことなのだ。

素敵なストーリーでありながら、登場人物は、誰も好きになれなかった。それから、柚子ちゃんのエピソードは、必要だったのかな?あれだけが唐突で、しかも悲しすぎるので、違和感があった。
22 : 59 : 37 | 国内その他 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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