悪女パズル
2005 / 12 / 30 ( Fri )
パズルシリーズ4作目。本邦初訳とのこと。私は、『俳優パズル』が気に入ったので、とても期待して読み始めた。 大富豪ロレーヌ邸に招待された3組の夫婦とダルース夫妻。3組の夫婦は、危機を迎えており、仲直りさせようとするロレーヌだが、屋敷には険悪なムードが漂う。そして、クラブでダンスの最中に、妻の一人が倒れる。素人探偵ダルース夫妻は、その死に疑いを抱くが・・・。 登場人物が、ダルース夫妻以外、みんな個性的過ぎて、圧倒される。描きわけがうまいだけに、読んでいると、だんだんうんざりしてきて、そのカップルたちを仲直りさせようなどという酔狂なロレーヌにも、あきれてしまう。 事件以外の部分の人間模様は、まるで、サガンの小説を読んでいるようである。 事件が続き、病気なのか、事故なのか、殺人なのか、曖昧なまま、後半からサスペンス度を増していく。そして、予想外の真相。うーん、うまい!とうなってしまった。この人って、こんな人だったの?!という驚きもあり、シニカルで滑稽なラストも秀逸。 ただ、一つだけ、最後のほうで、あれって、あんなに簡単に成功するものかしら?という疑問も残った。絶対無理とも思わないのだが。 『俳優パズル』も好きだけど、こちらも甲乙つけがたし。 |
GREEN-農家の嫁になりたい
2005 / 12 / 29 ( Thu )
「のだめ」は、気に入ったけど、こちらは、どうかなあと思っていました。NHKで深田恭子主演でドラマ化されたのも知っていましたが。 で、いざ読んでみると、「のだめ」ほどじゃないのですが、随所に笑えるシーンがちりばめられていて、楽しめました。 主人公ワコちゃんが、一目ぼれした相手は、農業を営むマコトさん。彼のお嫁さんになりたい一心で、農業の手伝いを始めるワコちゃん。 ワコちゃんの一途な気持ちが、初々しく、かわいいです。マコトさんも、素敵。二ノ宮さんの描く男性キャラって、私好みかもしれません。ラスト近くのアレ(ワコちゃんのハプニング)は、ちょっとかわいそうでした。 これを学生時代に読んでいたら、もっと共感したと思います。今の私は、どんなに相手のことが好きでも、農家の嫁は務まらないと思います(^^;)。つーか、実際問題、田舎で畑が待っていたりします(爆)。 |
アンダーザローズ1〜3巻
2005 / 12 / 28 ( Wed )
通称「あんだろ」と言うらしい。ヴィクトリア朝のマンガといえば、森薫の『エマ』だが、それとは、大違いのミステリアスなお話らしいと聞き、気になっていた。前々から、印象的な表紙が、書店で私を誘っていたのだ。イラストも、私好みなので、つい買ってしまった。 お、おもしろい!既巻3巻、一気読みだ! 伯爵の愛人であった母の死に疑問をもった息子ライナスは、弟とともに引き取られた伯爵家で、母の死の謎を追う。主人公のライナスは、生意気でとがっていて、すごくいやなやつなんだけど、でも、かわいい(^^;)。 異母兄弟との出会いと確執、父親に対する複雑な感情など、心理描写もうまい。 また、父親である伯爵がいい人なのだが、節操がないというか・・・不思議な人物であったり、異母兄弟たちも、それぞれクセがあって、楽しめる。 母親の死の謎は、2巻で解決し、家庭教師を迎えた新たなお話が続いている。こちらは、異母兄弟たちが中心になり、家庭教師に対する態度や、母親との奇妙な関係などが描かれ、興味深い。続きが待ち遠しい。 (アマゾンでは、第1巻の書影がないので、第2巻をアップしておく。) |
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