ダ・ヴィンチ・コード
2006 / 07 / 29 ( Sat )
4042955037ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 2006-03-10

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買ったまま積んでおいたら、さっさと文庫になってしまい、映画化もされた。大ヒットとか。
話題に便乗して、映画でも観にいこうと思い、やっと読み始めることに。
しかしながら、ニュースにより、先入観やネタバレが入ってきてしまい、思ったほど楽しめない。面白いことは認めるが、最初から最後まで映画を見ているような感じなのだ。読書という気がしない。映画のノベライズのイメージかな。さくさくと読めすぎてひっかかるところがないというか。
それでも、展開は面白いし、暗号も解釈も楽しめるので、普通だったら一気読みだろう。やっぱり、本は出てすぐに読むのが一番かも。あるいは、情報なしに読むほうが、幸せだ。
ちなみに、映画は賛否両論みたいだが、上映期間内に行けそうにない。

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ぼくのメジャースプーン
2006 / 07 / 28 ( Fri )
4061824783ぼくのメジャースプーン
辻村 深月
講談社 2006-04-07

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メフィスト賞作家の著者の作品は初めて。講談社ノベルズも久しぶり。
まったく予備知識なく、読み始めたので、まさか、こういう話だとは思わなかった。
3ヵ月前にぼくの小学校で飼っていたうさぎが、殺された。その死体を見てしまったふみちゃんは、ショックのあまり、感情を封じ込め、登校もできなくなってしまった。大好きなふみちゃんのために、ぼくは、自分の持つ不思議な力を使おうとする。それは、お母さんには禁止されている力だ。ぼくは、自分と同じ力を持つ先生のもとへ通い、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。
読んでいる間、ずっとつらかった。小学4年生の子が、大好きなクラスメートのために、一生懸命になる姿が痛々しくて。ぼくと先生の問答の一つ一つが、重くのしかかってきた。
罪と罰って、何だろう? 復讐って何だろう?少しだけ、宮部みゆきを思い出すような、そんな物語だった。
先生とぼくとの対話を読みながら、質問をつきつけられているのは、自分自身だと感じた。
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配達あかずきん
2006 / 07 / 19 ( Wed )
4488017266配達あかずきん
大崎 梢
東京創元社 2006-05-20

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たくさんのミステリ好き、本好き、本屋好きがネットで感想をアップしているし、新聞や雑誌の書評にとりあげられたりと、上半期一番の話題をさらったミステリかもしれない。
「本の雑誌」の上半期ベストでも見事2位にランクイン!
本を愛し、本屋を愛するすべての人に読んでいただきたいさわやかな書店ミステリ。
どんなに本屋が好きでも、知らないことって山ほどあるのね〜と感心してしまった。それだけなら、書店員エッセイで終わるじゃない?だけど、本屋で起こるささやかな謎を杏子と多絵の書店員コンビが解決するところが、またまたいいの。一粒で二度おいしいって感じかな。
書店の仕事と謎と謎解きのバランスが絶妙なのよ。おそらく、これ以上、専門的過ぎてもつまらないし、これ以上トリック懲りすぎても、浮いてしまうと思う。
5短編収録されているが、どれも大好きなので順位づけはできない。どれを読んでも心地よく、あたたかいものがこみあげてくる。読みやすい文章の中に、書店員の誇りと人間の優しさをちりばめた珠玉の短編集。
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幸福な食卓
2006 / 07 / 05 ( Wed )
4062126737幸福な食卓
瀬尾 まいこ
講談社 2004-11-20

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主人公・佐和子の中学から高校時代にかけての4編の連作による構成。
最初の一編「幸福な朝食」を読んだときは、あまり面白いと思わず、ハズレたかなと思ったが、続く「バイブル」を読み、もっと続きが読みたくなり、「救世主」「プレゼントの効用」と読んで、久々に大物をつかんだかなという気がした。
お父さんをやめると宣言するお父さんをはじめ、ちょっと不思議な家族の登場に、デジャ・ヴを覚えた。吉本ばななの再来か?文学的少女漫画テイストもあり、読みやすいが、妙に印象に残って仕方ない小説。最後のほうに出てきた出来事には、ショックだったが、このあたりも、ばなな的かも。しばらく追いかけてみたい作家だ。
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