完全恋愛
2008 / 09 / 14 ( Sun )
牧 薩次って、誰? 知らない作家だわと思ったら、大間違い、昔、夢中で読んだあの作家の別名義だった! 究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚ということで、読み応えは十分。 戦争末期から始まり、最後は平成の現在へ。まるで大河ドラマを見るような感じ。 時代設定が古いせいで、生きるトリックもあり、ミステリとしては、大満足。 だけど、恋愛部分はどうかな? 完全恋愛という意味がわかった瞬間、完全に騙されていた自分に気づく。 ああいう時代ならではの恋愛なんだろうけど、現代の感覚では微妙かも。 |
切羽へ
2008 / 09 / 07 ( Sun )
第139回直木賞受賞作。 候補作になる前に、新聞の書評で読んでいたので、気になっていた。 以前、候補作になった『ベーコン』が気に入ったから。 長崎県の炭鉱の島・崎戸を舞台にした恋愛小説。 小さな島で、画家の夫と暮らす小学校養護教諭のセイ。夫婦仲はよいが、東京からやってきた若い男性教師・石和に、セイはひかれていく。 恋愛小説といっても、セイ自身に劇的なことは起きない。 セイの周りで小さな事件はあっても。 だからこそ、リアルさを感じる。 セイの心の動きは、身近な人にわかってしまうが、それでも、何事もなかったように、暮らしていく。 これが、夫婦というものなのだろうか。 セイが石和を好きになる気持ちがわかるようなわからないような。 小さな島で暮らす閉塞感は、耐え難いものだと想像するが、淡々と描かれているので、思いのほか明るく感じる。 タイトルの「切羽」はトンネルの一番先の意味。トンネルがつながるとなくなってしまう。 余談だが、「高円寺の古本屋と居酒屋をあわせたような店」という記述があって、コクテイルを思い出した。 |
流星の絆
2008 / 09 / 06 ( Sat )
殺された両親の仇討ちを流星のもと誓った功一、泰輔、静奈の兄妹。 十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に、功一が仕掛ける復讐計画。 誤算は、静奈の恋心だった。 昼ドラみたいなあらすじだな〜。 私は、東野さんのファンでもないけれど、読むと、巧いなあと感心してしまう。 この話も、ベタっていうか、タイトルからして昔の映画か演歌みたいで、帯の文句(あらすじが書いてある)がすべてって感じなので、特別なものは何もない。 でも、あっという間に読めて、展開が早くて、それなりに、ホロリときて終わる。 どうせこうなるのだろうとわかっていても、面白い。 読んだことを決して後悔させない。 だけど、『白夜行』みたいに心を揺さぶられる話も、また書いてほしい。 10月からドラマが放送されるらしい。脚本がクドカンなので、期待しているが、 兄妹たちの配役が、イメージと違った。 公式サイトによれば、以下のとおり。 有明功一 … 二宮和也 有明泰輔 … 錦戸 亮 有明静奈 … 戸田恵梨香 戸神行成 … 要 潤 |
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