クローバー・レイン



本屋さんにはたくさん本があふれているのに。
こんな本が出版されるの?って思うこともあるのに、
なんでいい本が世に出ないのか・・・。
出たと思ったら、もう絶版なのか><

売れる本がいい本だとは限らない。だが売れないと困る。
多くの買い手が求めるものが幅をきかす。
なんで、あの作品が、賞をとれないんだろう?

本好きなら、そんな思いにとらわれることがあるだろう。
それは、読者だけでなく、本を取り巻くすべての人の想いでもあったのだな。

売れっ子になった作家のエピソードでも、よく聞く。
過去に、どこも引き受けてくれなかったとか、原稿返されてほかに持ち込んだとか。
諸般の事情で版権を引き上げたとか。
小説だけでなく、漫画もそうなんだろうなあ。

さて、読み終えての感想は・・・。

この本は、本にかかわるすべての人に読んでいただきたい傑作。
ポプラ社は、ラッキーだ。
この本を読んで、ほかの出版社は地団太踏んだのではないか、うちで出したかったと。

読んでいるうちに胸が熱くなり、興奮して眠れず、一気読みしてしまった。
涙なしには読めないが、悲しい涙ではない。

運よく本が出版されても、それを売ること、重版すること、文庫化することなど、更なるハードルもあるのだなあ。

主人公の仕事面だけでなく生い立ちの話を入れたところもよかった。
あと、脇役もいい。
特に芝山先生が素敵。

現実には、もっとシビアな業界なんだと思う。
だけど、それでも、この物語を私に届けてくれた著者に感謝。

ところで、前から思っていたけど、大崎さんは、料理の表現もうまい。どの料理も食欲をそそる書き方をしている。
ご本人がグルメなのか料理上手なのか。

テーマ:オススメの本 - ジャンル:本・雑誌

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Author:じゅび
ミステリが好き。
最近は読書ペースが落ちています。

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