満願



山本周五郎賞受賞作。
直木賞候補作。

久々に米澤作品を読んだ。
直木賞候補に挙がっているのを見て、即買い。

久しぶりだから、丁寧にゆっくり読もうと思っていたのに。

面白すぎて、我慢できず、一気に読んでしまった。
次の短編はどんなに面白いのか、気になってとっておけなかったのだ。

無駄のない研ぎ澄まされた文章と読み手の想像力を超越する展開に鳥肌が立った。

怖いというより、全体を流れる暗さとざらっとした感覚がたまらなくいい。
息苦しさを快感と思える小説は、めったにない。
チラリとのぞく横山秀夫、道尾秀介っぽさも、個人的には好きだ。

私の中では、この作品が、直木賞!(実際の受賞作品は違います。)
受賞を逃した瞬間(ニュースで聞いた)に、直木賞リーチだと思った。
ほら、前例というか恒例というか(笑)。

収録作は、『夜警』『死人宿』『柘榴』『万灯』『関守』『満願』の6作品。

一番好きなのは、『夜警』。
強烈な印象を残したのは、『万灯』。
『柘榴』は、評判ほどはいいとは思わなかった。展開が見えてしまったせいかな。


テーマ:オススメの本 - ジャンル:本・雑誌

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Author:じゅび
ミステリが好き。
最近は読書ペースが落ちています。

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