犯罪



フェルディナント・フォン・シーラッハ著
酒寄 進一訳

翻訳ミステリを読むのは何年ぶりだろうか。
ケーブルテレビで、映像化されたものを放映していて、その内容に衝撃を受けたので、ぜひ原作も読んでみたくなったのだ。

著者は弁護士だそうだ。実際の事件に材を得て書いたそうだ。

最初は細切れな文章がとっつきにくかったが、慣れると、すらすらと進むようになった。

何とも言えないざらっとした感じの犯罪もあり、心がほっとする事件もあり、犯罪というものの不可思議さを思い知らされる事件あり。

やはり、一番怖いのは人間である。
犯罪者の心理がわかるようなわからないような。
その一線は、どこにあるのだろうか、考えてしまった。

「フェーナー氏」
「タナタ氏の茶盌」
「チェロ」
「ハリネズミ」
「幸運」 
「サマータイム」
「正当防衛」
「緑」
「棘」
「愛情」
「エチオピアの男」

以上が収録されているが、日本人実業家が出てくる「タナタ氏の茶盌」が、残酷な描写の上に、
恐ろしすぎる内容であった。
「ハリネズミ」は、ちょっと痛快で、「正当防衛」は、不気味でリアル。
「エチオピアの男」は、荒れた心が癒される。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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Author:じゅび
ミステリが好き。
最近は読書ペースが落ちています。

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