果断―隠蔽捜査2
2008 / 05 / 30 ( Fri )
第21回山本周五郎賞受賞、第61回日本推理作家協会賞受賞。W受賞の話題作。 その割りに、話題になってないような気もするが。 前作 『隠蔽捜査』よりも、格段に面白かった。 前作で左遷されたキャリアの竜崎が赴任した大森署管内で起きた立てこもり事件。 現場で対立する捜査一課特殊班(SIT) とSAT。 SAT突入により、犯人射殺で事件は終わったかに見えたが…。 いけすかないヤツだった竜崎が、何だかとってもいい人、人間臭い人に見えてきた。家庭での言動はイラつくが、署内で腐ったしきたりをばっさり切る様子は、痛快この上ない。 事件の部分よりも、それに対峙する竜崎の思考、警察内部の人間ドラマ、妻の入院にたじろぐ竜崎の心の葛藤などに強くひきつけられる。 まだまだシリーズは続くのだろうか。脇役の造形がワンパターンにならないことを望む。 |
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