負け犬の遠吠え
2004 / 12 / 04 ( Sat )
読み手の心持 ちによって、面白くもつまらなくも、感じられる本。 冒頭で、未婚、子ナシ、30代以上の女性を「負け犬」と定義しているんだけど、批判本ではなく、負け犬礼賛なのだな。著者は、負け犬自慢をしているように思えて、 ちょっとうらやましかった。負け犬にも、勝ち犬にも属さない(属せない)私としては、最初は、かなり構えてしまい、ちょっと大袈裟だわ、こんなふうにカテゴリーわけしなくても いいんじゃない?人は、それぞれ違うものだわ・・・などと反論しながら読んでいた。 でも、これは、たかがエッセイ。ふふふーんって読んだほうが面白いことに気づい て、一気に肩の力が抜けた。そしたら、ほんと何もかもが可笑しくなっちゃって、大笑いしながら読み終えた。 ちょっとネット検索したら、この本を女性差別とかいじめとか人権侵害とか書いてあ るページがあり、そのほうが恐ろしくなった。これは、あくまで、ただのエッセイストが書いたただの本。賛同できる部分も反論したい部分もあって、当然。 世の中にはいろんな人がいるってことを著者もわかっていて、一部を書いているだけでしょ。いじめだとか言って、酒井順子の筆が鈍るほうがよっぽど怖い。 どんなに規制したって、人の心までは変えられないんだもん。表に出さずに、陰で思われてるほうがよっぽどやだ。酒井順子ガンバレー。 ただ、何にせよ共通の経験がないとお互いを理解するのに時間がかかる、または理解する前に壁ができてしまうというのは、あるかも。まあ、日頃は聞けない負け犬タイプの女 性の本音が聞けたことを喜ぶべきなのかもな〜。 |
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